最近よく聞くクラウドファンディングって何なの?

共感を得て資金を募るシステム
サークルで映画を作りたい、地元の産業を活性化させたい…等、実現させたい夢や活動があるのにお金が足りない。そんな時、クラウドファンディングが有効です。クラウドファンディングとは、インターネットを通して自分がやりたいことを発信し、それに共感して協力したいと思ってくれた人たちからの資金援助を求めるシステムです。手間はかかりますが、専門知識が無くともできるのが魅力です。
資金を支援してもらった代わりに物やサービスを提供する「購入型」、支援者が特に見返りを求めない「寄附型」、株に似たシステムの「金融型」といった種類があります。また、実施方法にも種類があります。支援金の合計が目標金額に達しなかったら支援者に返金される「All or Nothing」と、目標金額に達したか否かに関わらず支援金を受け取れる「All in」の二つです。前者は成功と失敗がはっきり表れる反面、支援者が集まりやすいというメリットがあります。
どうやって実施するのか
クラウドファンディングを始めようと思えば、まず戦略を立てなければなりません。目標資金の設定をすることや、購入型であれば支援金に応じたリターンを用意することが必要です。また、どのような層をターゲットにするのかを決めることも重要です。
次に、プラットフォームを決めなければなりません。プラットフォームというのはクラウドファンディングを実施してくれるサービスのことで、国内にも多くの種類があります。その中でも手数料や決済方法が違ったり、また、それぞれに得意とする分野があったりするので、熟考して決める必要があります。
そして、プロジェクトを立ち上げます。人々の共感を得られるような文章や動画を投稿し、支援金が集まるのを待ちます。その際には途中報告も忘れてはいけません。終了後は、メールや手紙で支援者への結果報告とお礼を行います。簡単ではありませんが、夢を叶える手段としてクラウドファンディングは存在します。